
テレアポをしていて相手の反応が悪いと仕事の邪魔をしているのかなと思い、気持ちが落ち込んでしまい、手が止まってしまいます。どうしたら気持ちが落ち込まずにテレアポを継続できますか?
どのフックが刺さるかのゲームをしていると思いましょう。
A.テレアポをしていると無下に扱われることも多く、邪魔をしてしまっているのかな、と思って気持ちが落ち込んでしまうことは多々ありますよね。
今回は少しでも気持ちを上げられる考え方をご紹介します。
テレアポは邪魔をしている。
私も過去に部下から「テレアポは相手の迷惑になるからやりたくない」と相談を受けたことがありました。
そもそもテレアポは新規の見込み顧客に対してこちらから電話をしている限りは、ある一定の割合では相手先の企業の方の邪魔をしてしまっています。
これは仕方のないことです。
世の中は邪魔にあふれている。
しかし、テレアポに限らず、他の広告手法についてもある程度の邪魔をしてしまっているものではあります。
テレビを見ていて良い場面でCMが流れてくると「邪魔だな」と思う人が多いでしょう。
YouTubeで見たい動画を再生したら動画広告が流れて「邪魔だな」と思う人も多いでしょう。
それ以外にも、スマホでいろいろなサイトの記事を見ていたら記事に紛れて興味の無い記事広告が出てきたり、バナー広告が出てきてタップしてしまったり、マンションのポストにチラシが入っていたり、営業メールが送られてきたり、邪魔だなと思う度合いの大小はあれど、世の中には邪魔なものはあふれています。
テレアポもその中の一つであると考えてみると、多少、気が楽になるのではないでしょうか?
相手先の企業を伸ばす機会を提供している。
ある程度邪魔になってしまっているのは仕方がないこととして、そのうえでより気持ちを楽にするには「相手先の企業を伸ばす機会を提供している」と考えてみましょう。
そもそも、すべての企業・人が世の中の情報を満遍なく手に入れて自社にとって必要な情報の取捨選択ができて適切なサービスを導入していけるとしたらテレアポはおろか世の中の広告などはすべて不要になってしまうでしょう。
しかし、現実にはそういったことはありません。
自社の商材・サービスを活用してもらえれば会社を伸ばすことができるにも関わらず、情報が届いてない、あるいは多忙のため情報を探す機会すらない、という会社にテレアポを通じて自社の商材・サービスを知ってもらうことで相手先の企業を伸ばすきっかけを提供していると考えると、テレアポの意義を見出すことができるのではないでしょうか。
粗悪なサービスを導入する前に良いサービスを届けてあげる。
また、「粗悪な類似サービスを導入する前に、自社の良いサービスを導入してもらうことで、粗悪なサービスを導入してしまうのを回避するお手伝いをしている。」という考え方も良いかもしれません。
私がテレアポをしていた頃は、似た商材を売っている粗悪な会社が多数あったため、ご提案をすると「もう高額で他社を契約してしまってやめられない。もっと早く提案してもらえれば良かったのに。」と言われることが少なくありませんでした。
こういった事態を防ぎ、仮に自社の商材を導入してもらえなかったとしても、粗悪なサービスを導入するのを避けるお手伝いをしていると考えてみるのも良いと思います。
テレアポリストの質を高める。
では、その心構えができたとして、そのうえで更にテレアポの意義を高めるとしたら、「テレアポリストの質を高める」というステップがあります。
自社の商材が適している企業と、そうでない企業がある中で、闇雲にテレアポリストを作ってしまうと、自社の商材が適していない企業に対してもテレアポをしてしまい、邪魔になってしまう確率が高くなってしまいます。
邪魔にならない確率を高め、自分自身がテレアポの意義を感じる確率を高めるためには、自社の商材が適している相手先を集めたテレアポリストにすること=テレアポリストの質を高めることが重要になります。
どのフックが刺さるかのゲームをしていると考える。
これは自己満の世界になりますが、テレアポのトークスクリプトで様々なフックを用意して、どのフックが刺さるのかのゲームをしていると考えてみるのも良いでしょう。
自社の商材も様々な特徴があると思います。
その特徴ごとに、様々なフックのテレアポトークを用意します。
テレアポで始めのフックだと反応が悪かった相手先も、別のフックのテレアポトークを使ってみると、反応が良いことがあります。
「これはテレアポではなくて、どのフックが刺さるかのゲームをしているんだ。」と考えることで、テレアポで邪魔に思われた時の気持ちの落ち込みも軽減できるかもしれません。

コメント